2016/03/23

2016インドの思い出 (音楽編)

photo : Antonio Dolce B.S.P.
                          

今シーズンのインドではドゥルパドメーラ以外にも沢山のステージを経験させてもらった。(ドゥルパドメーラ記事
まずはインドに着いて一発目はスールバハール奏者のゴスワミさんと。

23 Feb 2016 Rabindra Goswami (Surbahar) × Tetsuya Kaneko (Pakhawaj)

そして毎朝アッシーガートで行われているSubah-e-Banarasに2日続けて出演。



イスラエル人ドゥルパド声楽家シーラと。
5 March 2016 Shira Whitman (Vocal) × Tetsuya Kaneko (Pakhawaj)

ゴワリオールから来たドゥルパドトリオと。

6 March 2016  from Dhrupad Kendra Gwalior (Vocal) × Tetsuya Kaneko (Pakhawaj)

このSubah-e-Banarasは、ちょうどドゥルパドメーラ1日目と2日目の朝という過酷な設定だったが、なんとかなるもんですね。






そして今年練習も含め一番たくさん演奏したロシア人スールバハール奏者イヴァンと。
11 March 2016 Ivan Muralov (Surbahar) × Tetsuya Kaneko (Pakhawaj)


グルジの娘さんの希望でパカーワジのワークショップもしました。








楽器を奏でるという事は最初から楽しいのです♪
今年は日本でもパカーワジワークショップ開催するので是非参加してみて下さい。




帰国直前の最後のライヴはパカーワジ奏者6人でパカーワジソロのライヴでした。
全員とオレがデュオするというかなり大変な事を企画してしまったが、なんとか楽しくやりきった。皆個性的で素晴らしかった!刺激受けまくりました。
ひとりで伴奏をこなしてくれたサーランギー奏者ケンシンくんありがとう!





そしてわずか10ヶ月のキャリアで堂々と演奏する大夢くん。
彼が演奏すると、俺は本当に嬉しい気持ちになります。
俺がゴールドメダルをもらったときグルジが俺のいないところで泣いていたという話を今回初めて聞いた。その気持ちがなんとなくわかりました。




そして今回衝撃的だったのは、サンカトモーチャン寺院のマハントジー(僧院長)がパカーワジの名手だったこと。マハントジーは僕のグルジのグルジのお孫さんです。
ご挨拶に行ったら、いろいろお話し下さって、その言葉はものすごく深く心に響き、グルジ亡き今、この人になら再び弟子となりたいと思った。美しい人です。
別に新しいコンポジションが欲しい訳ではなく、ただこの人といるだけで多くを学べる。
ある人が時期がくればグルは自ずと現れると行っていたが、まさにその衝撃を味わいました。(グルジ=お師匠)


0 件のコメント: