2011/03/22

今するべき事。

3月11日。僕はインドにいた。

師匠と一緒にチャイを飲んでたら、電話がかかって来た。
ドゥルパドメーラで今年初共演した、Shiv Darshan Duleyからだった。

『テツヤ、大丈夫か?今、何処にいるの?日本が大変な事になってるぞ!テレビつけてみろ』

心臓が早く鼓動し始めた。嫌な予感。
テレビをつけると、津波で家や車が流される光景が流されていた。

.....


次の日、予定どうりインドを出て、タイへ飛んだ。
タイでも大々的にニュースが流れていた。

皆が心を痛めていた。

『あなたは日本人?!今回は大変な事になったね。何かしてあげたいけど、何も出来ない…』と言ってホテル代をまけてくれた。

道中、出逢った多くの世界中の人から、心からのお見舞いをもらった。

ホテルで滝のように涙が流れた。
被災者を心から愛おしく思った。
そして多くの犠牲者に黙祷した。

...


今、俺は日本にいる。名古屋にいる。
今の所、名古屋の街自体に変化は感じない。

昨日は名古屋ボトムラインに、たくさんの友人が出演する震災救済イベントに出かけた。
みんなと再会を喜び、ハグした。
心から奏でる音に感動した。

ライヴやミーティングはとっても大事だと思う。
情報を整理して、今やるべき事を明確にするべきだと思う。

そして、今に至る原因を探り、今後に活かす。

地震は止めれない。
津波も止められない。
でも原発は止められる。

地球が寝返りをうっている。
インド的に言えば、まさに地震や津波はシヴァ神の行為。
逆らえない。
気をつけるしかない。
祈るしかない。

でも原発は、うちらがつくったもの。
核廃棄物も、うちらがつくったもの。
誰かではなく、うちらの責任なのだ。
自分の責任なのだ。

だから一人一人が自覚して考えないかんと思う。

原発いらん。
頼らんと生きていけんわけじゃない。
いらんよ。

...

震災後、福島へ使命を果たすべく向かう電気技師の人が、友人のライヴをみて、
『勇気づけられた!自粛ムードは耐えられん。よくやってくれた。ありがとう!』
そう声をかけて来たらしい。

今こそ、これまで以上に活性化しなきゃいかんと思う。
そして弱ってる所に、暖かい手を差し伸べるべきだと思う。

3/26(土)善光寺別院 願王寺(名古屋 中小田井)

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